西加奈子『i』を読みました①

おはようございます。朝にブログを書く計画初回です。

西加奈子さんの『i』という小説をGWに読んだので、つら・つらと感想を書いていきます。

今回も長くなりそうなので分けて書きます。

ネタバレあります。

あれですね。こういう記事書くと「ネタバレどうするか問題」がつきまといますね。感想なんだから必然!ネタバレしてしまうと思うのですが、難しいですね。まあそれは別のお話です。

i

アメリカ人の父と日本人の母の元にシリアから「養子」として来て アイ と名付けられた女の子のお話です。彼女の誕生から20代くらいまでの人生を追っていく感じとなります。(同じく西加奈子さんの『サラバ!』と似ていますね。作者さん自身の経験からでしょうか。)

基本的にアイの内面に向き合う描写で物語は進んでいきます。また、現実世界で起きた事件が頻繁に登場するのが特徴です。本当にフィクションなの?と思わされます。

アイの内面に向き合う」と書きましたが、彼女には人生においてずっと付きまとう大きな悩みがあるのです。

1つ目「個性」について。

アイは生まれてまもなく養子として両親の元に来て、ニューヨークの学校へ通います。そこでは様々な人種・個性の子供たちがいました。文中では「カラフル」と表現されていました。彼女は内向的な性格なので、彼らを非常にまぶしく思います。彼女にとって「それぞれ個性的でいなければならない」という事は苦痛だったのです。

中学生になると彼女は日本の学校へ移ります。

そこでは、個性的なことを強いられることはありませんでした。同じ制服を着て、皆で同じ様なことをする集団生活です。

彼女は日本の学校のそのようなところを気に入りました。個性的でいるよりは集団の中に埋没していたかったのです。

しかし、うまくいかないことも多くありました。

彼女はシリア出身で、日本では外見においてどうしても「個性的」になってしまうのです。

 同級生に悪気が無くとも、どうしても「特別感」「周りと違う」。そんな風に接せられてしまうのが嫌でした。

そんな中、「特別感」なく接してくれる友達 ミナ と出会います。彼女とはこの先も一生付き合っていくことになります。

序盤こんな感じです。

ここから感想

今の日本の風潮だと、「個性を認め合おう」って感じで、かつ自分はずっと日本に住んできたので、埋没する方が嫌だなーって価値観を持っていますが、皆そうじゃないんだと読んでみて気がつきました。

細かい描写だと、「高校ではさすがにいないが、中学では『大変だね』という人さえ居た!」とあって、印象的でした。

自分としては、生い立ちゆえに「学校の多くの日本人学生」の立場に立ってしまうので自分は人と「特別感」出して接しては無いだろうか?って心配しちゃいますね。

アイの心の中を表現しちゃう西加奈子さんはすげえよ。

読書ってフィクションではあるものの、自分と違う価値観をしれたりしていいものですね。久しぶりの読書体験でそう思いました。

では今日はここまでにします。グッモーニン・一日頑張りましょう。