清水のブログ

「いち」大学生の日々

『トゥルーマン・ショー』を観ました

小さい頃、自分以外はみんな作り物で、完璧な演技をしているだけなのではないか。と考えたことがありました。

映画『トゥルーマン・ショー』は、そんな妄想を壮大なセットで映像化してしまった作品です。

ストーリーのネタバレをしてもあまり問題ない映画だと思うので、そこも含めた記事になります。

 

友達が好きな映画と聞いて、Amazon Primeで『トゥルーマン・ショー』を観ました。

最近よく映画を観ますが、やはりクオリティが高いですね。お金も時間もかかっているので当然だし、たとえばYoutuberの動画とはニーズが違うので比べても仕方ないですが。

時間があるときに映画を観るのは良いです。今の時代、2時間ぶっ通しでなくても気軽に再生できますし。

さて、まずはあらすじから。

あらすじ

主人公トゥルーマン・バーバンクは、保険会社の社員として働き、日々を過ごしています。

しかし実はその暮らしは作られていたものだったのです。

友人や妻や、街の風景でさえすべて作り物で、彼の生活は「彼の世界」のあちこちにある監視カメラで中継され、『トゥルーマン・ショー』というテレビ番組として「外の世界」で放映されていたのです。

f:id:shimizu_blog:20191104150804p:plainかえって分かりづらい図解。

ある日、彼は「彼の世界」が作り物だと気付きます。

その時の彼の決断とは。

感想

コミカルだけど・・・

映画の雰囲気としてはとてもコミカルに描かれています。

トゥルーマンが街の外に出ようとすると渋滞や原発事故によって通行止めにあったり、人々が会話の中で不自然に商品紹介じみた台詞を言ったり。(テレビ番組のスポンサーのため)

不条理ではあるけど面白いとは思っていました。

しかし、途中、外の世界の人たちが映し出されてからくなってきました。

番組の監督が現れ、トゥルーマンの人生は彼の台本に沿っていることが分かります。

また、テレビ番組なので編集が入ります。

『トゥルーマン・ショー』はトゥルーマンの生活をリアルタイムで放送していますが、カメラアングルやBGMの挿入などの編集は行われているようです。

『トゥルーマン・ショー』をテレビで観て楽しんでいる視聴者の様子を見たら、これまでコミカルで面白いと思っていたのが一転、なんだか怖くなりました。

やっぱりこれはトゥルーマンがかわいそうだ。そもそも人権侵害ですし。

映画の中でも、テレビ番組の『トゥルーマン・ショー』への批判はあるものの少数だそう。

もしも

もしも、完全に閉鎖・管理された世界に生まれ、何も知らずに生きていたら、自分の性格でさえも管理者の思いのままに作られてしまいそうです。

この映画の場合は、テレビ番組としての面白さが目的なので、「彼の世界」の常識と「外の世界」の常識は同じように作られていますが、監督(管理者)の考え方によっては・・・。と思っちゃいました。

ラストシーン

ラストシーンでは、トゥルーマンが「彼の世界」の果てにたどり着きます。

作り物なので、壁になっていて、外に繋がる扉があります。

そこで彼は監督と話すことになります。

トゥルーマンは、外に出るか出ないかの選択を迫られます。

監督は、「複雑な外の世界より『彼の世界』の方が理想的」と話しますが、彼は外に出ることを選びます。

その様子を見た視聴者は大盛り上がりです。

一見、自由を選んだ一人の人間のシーンに思えます。

でも、やはり僕は怖いと思うのです。

要因は、視聴者の喜びよう。あくまでエンターテインメントとしてトゥルーマンを観ているんだなと感じます。

そこに狂気を感じます。

一見、トゥルーマンを閉じ込めようとする監督の狂気が目立ちますが、むしろ視聴者の方が恐ろしいと感じました。

おわりに

 トゥルーマンが外の世界に出てうまく生きていけるのかは分かりません。(『ショーシャンクの空に』を観たので尚更そう思う)

www.shimizu-blog.com

コミカルなのかサイコなのか分からない、不思議な映画です。

ストーリーを知った上で観ても面白いし、人によって感じ入ることも様々なので是非観て欲しいです。

 

おしまい