清水のブログ

「いち」大学生の日々

『死にがいを求めて生きているの』-3 前田一洋(後編)-

 後編です。

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 あらすじ

一洋と智也と雄介は3人で『帝国のルール』の映画を見に行きました。

その帰り、運動会で行われる「棒倒し」の話になります。

3人は現在5年生。6年生になると、運動会で「棒倒し」なる競技が行われます。

2チームに分かれ、互いの陣地にある棒を倒した方が勝ち、という競技です。

雄介はそれを楽しみにしていました。

6年生に上がり、一洋と雄介が同クラスに、智也は別クラスに入りました。

(一洋はこれを「最も引かれてはならない場所に線が引かれた」と表現しています)

雄介はリーダーシップをとり、棒倒しの作戦を立てます。

その振る舞いは「ウィンクラー大佐」の真似だと一洋は感じます。

体育の授業が始まりますが、なかなか先生が来ません。

一洋の帽子が風で吹き飛んでしまいました。

拾ってくれたのは別クラスにいる智也でした。

そのとき一洋は「背景が違うだけで別人のよう」に感じます。

先生が遅れてくると、「棒倒しが中止になるかもしれない」と生徒に伝えました。

それを聞き雄介は怒り、先生に文句を言いますが、「中止かもしれない」としか言えません。

体育の授業は本来、棒倒しなどの練習をする予定でしたが、中止してサッカーになりました。

サッカー中、雄介がボールの上で足首を捻ってしまいます。

雄介は「一番近くにいた智也が足を引っかけた。クラスが別れたからって。」と主張します。

ただ1人、一洋だけが、ボールに乗せた足を捻ったのを見ていましたが、声が出ませんでした。

感想

ここまでで後編が終わりです。なんともモヤモヤしますね。

あらすじに書けませんでしたが、体育が始まる前、先制がなかなか来ないときに一洋は、「先生が来ないのに、あの人たち(雄介たち)は少しも慌てず何をしてるんだろう」と思います。

そして、心の中とはいえ雄介を「あの人」と感じたことに驚き、「もしかしたら初めから友達ではなかったのでは」と感じます。

こうやって思うこと僕もあったので共感します。

演じていたのか分かりませんが、僕は「いい子」でした。友達はそれなりにいて、先生には好かれるような。

常に大人の機嫌を伺っていた気がします。だから同級生がうるさいとびくびくしていました。それが今の性格につながっているのかも。かなしい。

あと、雄介みたいな「悪気はないけど強引さがある」みたいな子に(今思うと)嫌なことをされていました。

水筒を「ハンマー投げ」とか言って投げられたりしました。

当時、それをされた僕は嫌だったけど「仲良しの友達のすることなのだろう」と思っていました。

行為を見たら「いじめ」だけど、「される側が嫌な気持ちになるのがいじめ」なら「いじめ」ではないのでしょう。今はそう思いませんが。

中学生くらいになって、「友達なんかじゃなかった」と思いました。

やや自分語りが過ぎました。いや、感想だからいいか。

 

雄介の考えてることがわかりませんが、自己中心的で短絡的なだけで特に考えはないのでしょうか。

サッカーのチームを自分だけで分けたり、子供って残酷だなぁ。でもこういうやついたよなぁ。と思います。

そしてそれが「子供ってそういうもの」とされている現状はなかなかに異常だと思います。深い傷を引きずる人も多いのに。

 

本筋とは関係ありませんが、体育の先生が「組み体操は協調性などを育む」というシーンがありました。

絶対に育まないと思います。

小学校の先生って本気でこう思ってるんでしょうか?そういう人もいるのでしょう。

協力は大切だけど、もっと、自分を尊重して意見を持てるようになる教育の方が大切では?と思うのでした。

 

なんだか書いているうちに話がそれましたが、終わりです。

モヤモヤしつつも、次の編へ進みます。