清水のブログ

「いち」大学生の日々

『死にがいを求めて生きているの』-5 坂本亜矢奈(後編)-

 第5編です。

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あらすじ

坂本亜矢奈、礼香、堀北雄介、南水智也の4人は、職場体験で雄介の父親の職場を訪れます。

雄介の父親は「リスク統括室長」という仕事をしています。地震などの災害の時のためにあれこれ準備する仕事のようです。

 雄介は「リスク統括室長」を「何かわからんけど、ウィンクラー大佐みたいでかっこいい」と思っていて、誇りを持って他の3人を案内しました。

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 しかし、実際に目の当たりにしたのは地味な仕事でした。(失礼だけど)しかも「室長」という名ではあるものの、「室」に所属するのは雄介の父親のみでした。

 帰り道、雄介に好意を寄せる礼香は、「この4人で夏祭りに行こう」と提案します。

 

場面は変わり、夏祭り。

礼香は、雄介に告白するべく、2人きりにしてもらいます。

同じく亜矢奈と智也も2人きりになります。

祭で行われる「男神輿」を見て智也は、「全然違うもの(たとえば性別)で人間が二つに分けられちゃっても、みんな、そういうものだから、って簡単に諦めるのかな」と話します。

亜矢奈は、礼香のことを想います。あの2人は今頃恋人同士になっているかも。

智也に好意を寄せる礼香が「ねえ、南水くん、私」と言いかけると、智也は「それ、多分、恋じゃない」と遮ります。

そこに、恋人同士になった礼香と雄介がやって来ます。

 

感想(補足)

群像劇ならではでしょうか、前の章で出てきた言葉が(直接的or間接的に)繋がってきて面白いです。

拙いあらすじのせいで、繋がりをうまく書けないのがもどかしい。ぜひとも読んでくださいとしか言えません。

あらすじ出かけなかった部分を補足します。

亜矢奈は生まれつき青い目をしていて、ごまかすために黒いカラコンをつけているようです。前編で「カラコンをしていることが礼香にばれたら・・・」とありました。(そのときは単なるオシャレかと思っていました。)

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「青い目」繋がりで、智也の小学校の同級生だった前田一洋は、智也を「青い目をしているように感じた」と表現しています。これは比喩なのか、本当に青い目をしているかは分かりません。

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 感想としては、智也の性格がだんだんと描かれてきたなぁと感じます。

雄介と幼なじみだからか、「白黒はっきりつける」事に違和感を感じているようです。

「それ、多分、恋じゃない」は意味深ですね。中学生ながら、苦い恋の思い出でもあるのか。

独特な哲学を持っていそうな人物で、もっと知りたくなりました。

 

おしまい