清水のブログ

「いち」大学生の日々

『星の王子さま』サン=テグジュペリ

言わずと知れた名作『星の王子さま』を読みました。

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名前は知っていたし、一時期テレビでよく紹介されていたものの、今になって初めて読みました。

本について

『星の王子さま』は、1943年にアメリカで『The Little Prince』、1945年にフランスで『Le Petit Prince』という題で出版されて以来、さまざまな言語に翻訳された小説です。

著者のサン=テグジュペリはパイロット兼作家で、本作は、完成した中では彼の最後の作品と言われています。

あらすじ

「星の王子さま」は、B612というとても小さな小惑星から地球にやってきて、一人の飛行士(著者本人?)に出会います。

そこで王子さまは、地球に来るまでに訪れた様々な星での話をします。

感想

「いちばんたいせつなものは、目に見えない。」というフレーズが、おそらくこの作品で一番有名な部分だと思います。

読む前は、使い古されたフレーズのように思っていましたが、読んだ後には、この物語あってこその台詞だと分かり、素敵な言葉だなぁ、と思えました。

著者のサン=テグジュペリは、献辞(冒頭に「○○に捧ぐ」などとあるもの)で、こう書いています。

「レオン・ヴェルトに

・・・(中略)・・・この本は、昔子どもだったころのその人に、ささげるということにしたい。おとなだって、はじめはみんな子どもだったのだから。(でもそれを忘れずにいる人は、ほとんどいない。)そうして献辞は、こう変えることにしよう。

小さな男の子だったころの レオン・ヴェルトに」

この本は、「子どもと、かつて子どもだった大人向け」といったところでしょうか。

内容は難しくはなく、文体もひらがなが多くてやさしい感じですが、いろんな星での王子さまと大人たちとの会話には、比喩や皮肉を感じます。

 

「いちばんたいせつなものは、目に見えない。」という言葉は、人と人(じゃなくてもいいけど)との絆だとか、両者の間にある時間の長さや密度といったものを指すと、読んでいて感じました。

関わってくれる人を大切にしよう、と思いました。

年を重ねて、物質への執着が強くなった大人に、やさしい言葉で教えてくれます。

 

けっこう寓話的な要素が強く、「説教くさい」と感じる人もいるかもしれませんが、ともかく一読してほしいです。

約150ページほどで、かわいらしいイラストが添えられているのですらすら読めます。

作者のサン=テグジュペリさんにも興味を持ったので、ほかの作品も読んでみたいと思います。できればまた紹介します。